包茎(ほうけい)は大きく別けて仮性包茎・真性包茎・カントン包茎の3種類です。包茎は病気ではありませが、そのまま放置してメリットになることは何もありません。包茎のペニスには雑菌が溜まりやすく、包皮炎をはじめとする感染症を引き起こしやすくなります。
- 仮性包茎
(かせい ほうけい)
- 仮性包茎は日本人に一番多い包茎のタイプです。通常は包皮が亀頭を覆っていますが、手でむけば簡単に露出させることが可能であるため、仮性包茎といいます。
勃起時はほとんど亀頭が自然に露出するものから、勃起時でも、ほとんど皮を被った状態の仮性包茎まであります。
- 真性包茎
(しんせい ほうけい)
- 通常時・勃起時ともに全くペニスの皮を剥く事ができないのが真性包茎の状態。真性包茎のままでは正常なセックスは不可能です。
亀頭が包皮に常に覆われているため、亀頭の成長を妨げ、先細りのペニスになりがちです。すぐに治療することをお勧めします。
- カントン包茎
(かんとん ほうけい)
- カントン包茎は平常時に無理をすれば皮をむくことができますが、 包皮口が狭いため、亀頭の根元を締め付けてしまう状態となります。そのまま放置しておくと皮が戻らなくなり、 水ぶくれのように腫れてしまうケースもあります。
カントン包茎は早急に治療することをおすすめします。
老人性包茎について
加齢とともにお腹や垂れた皮膚の中にペニスが埋まってしまった、あるいはペニス自体が委縮して短くなり、そこにお腹が垂れてくることでペニスが包皮をかぶってしまうことを【老人性包茎】と言います。
おおむね50代~60代になって発症することが多い症状です。
50代・60年代の方はまだまだ現役の方も多く、ここ数年ご相談に来院される患者様が増えております。
幼児・こどもの包茎について
当クリニックでは幼児の包茎手術はおこなっておりません。
お母さんから子供のおちんちんの事でご相談をいただく事があります。
こどもの包茎は、生殖器が急激に成長する思春期(12歳から17歳ごろまで)は包皮を完全に下げることが出来ない男子は少なくありません。
排尿に問題がない場合は、子供の成長を待っても問題ございません。
思春期を越えて包皮がスムーズに下げられない場合に手術をお考えください。
包茎治療にこられる男性患者様の
悩みの一例
- 他人のペニスとどうしても比べてしまう
- 公共の場で他人に見られたくない
- 自分は包茎なので早漏ぎみかもしれない
- 常に皮がかぶっていてカスがたまる
- 成り行きの性行為でいやな顔をされた
包茎が原因でかかりやすくなる病気
- 亀頭包皮炎
- 包茎が原因でなるケースも多い。亀頭や包皮がかぶれる。化膿する。
- 性病罹患
- 尿道炎、亀頭包皮炎。コンジローマ、梅毒は発見が遅れる。
- 陰茎癌
- さまざまな要素がありますが、やはり不潔になってしまい、癌になる恐れも。
- コンジローム
- 感染し治しても何度も包皮内に多発するため、包茎手術をし除去するとその後再発はない。
包茎の治療方法